<ざっくり言うと>
  • 「在日朝鮮人の生活保護2兆3000億円」はデマ
  • 実際の在日朝鮮人の生活保護費は680億円前後。このデマの33分の1程度にしかならない。
  • 生活保護の約97%が日本人。
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前回は、「在日朝鮮人64万人中46万人無職」はデマというトピックを取り上げました。



今回はこのデマチラシの「年間2兆3千億円が在日朝鮮人の生活保護費」というデマについて取り上げます。

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「2兆3千億」は「無職全員に500万円」として計算した数字


まず、この2兆3000億円というとんでもない数字はどこから出てきたのでしょうか?


これは、無職46万人全員に年間500万円支給されていると計算した数字でしょう。前回取り上げた通り、「46万人無職」というのがそもそもデマですし、この「無職」には0歳児も専業主婦も入っていますので、「無職」=「生活保護」でもありません。さらに、生活保護は言うまでもなく年間500万円ももらえません。ありとあらゆる点でデマです。



生活保護一人当たり6500万円!?


現在のところ最新データである、平成30年(2018年)時点の実際の在日コリアンの生活保護受給者数は、29,414世帯35,546人です。もしも2兆3千億円も在日コリアンの生活保護費に使われていたとしたら、一世帯当たり7820万円、小さな子供も含めた一人当たり6470万円ももらっている計算になります。生活保護で一人当たり年間6470万円も渡すなんてことがあり得ると思いますか? 


2兆3000億円なんて、完全にデマですね。



実際の生活保護費はおよそ680億円


実際の日本全体の生活保護受給世帯数は1,615,357世帯です。在日コリアンの生活保護世帯数は、上述の通り29,414世帯です。平成30年の生活保護費は全体で3兆7,485億円でしたので、


3兆7485億円×29,414世帯/1,615,357世帯=682億5635万円


在日コリアンに使われている生活保護費は680億円前後と考えられ、全体約3兆8000億円の約1.8%です。


よって、このチラシのグラフは、正しくは下のようになります。

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実際には680億円前後のものを2兆3000億円とだと言うなんて、30倍以上も嘘をついているわけです。いくら何でも、こんなデマに騙されてはいけません。


ちなみに、生活保護の外国人全体で45,107世帯ですので、生活保護受給世帯の約97%は日本人世帯です。

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