<ざっくり言うと>
  • 「外国人への生活保護支給に違憲判決が出た」は、最高裁が「外国人は生活保護法の対象ではない」とした判決を誤解したもの。
  • 実際の最高裁判決では、行政措置による外国人への生活保護支給を追認している。
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2014年7月に、永住資格を持つ中国籍の女性が、生活保護申請を却下されたことに対して起こした裁判で、最高裁は「外国人には生活保護法は適用されない」という判断を下しました。そのことが「外国人への生活保護支給は違憲」というデマとなって拡散されました。


実際の最高裁の判決はこのようなものでした。

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(↑判決全文はこちら


外国人は、行政庁の通達等に基づく行政措置により
事実上の保護の対象となり得る
にとどまり、
生活保護法に基づく保護の対象となるものではなく、
同法に基づく受給権は有しない」



お分かりでしょうか? 今回の判決は、外国人は「法律に基づく生活保護受給権は有しない」が、外国人を「行政措置により事実上の保護の対象となりえる」としているのです。


これはこれまで行われてきた行政措置の在り方を追認するものであり、外国人の生活保護支給に違憲判決が出たなんてものでは全くないのです。

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↑実際の判決内容はこれまでの行政運用を追認したものであった。(参照


よって、外国人の生活保護に違憲判決は出ておらず、法的な問題は発生しておりません。

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