<ざっくり言うと>
  • 「ヤクザの3割が在日」は嘘。
  • 暴力団の受刑者の国籍を見ると、98%が日本人である。
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自分の嫌いなものを、世間一般で嫌われているものと結びつけることで、「あいつらは危険な奴らだ」と主張する手法は昔から使われています。在日コリアンとヤクザ(暴力団)を結びつけることで、「在日コリアン=ヤクザ=社会に害悪な存在」という構図で差別を煽る手法が長年行われてきました。


この「在日ヤクザ」の話で最もよく言及されるのが、「ヤクザの3割が在日」という話です。初出がどこなのかわかりませんが、かなり広く流布され、ネット上では信じ切っている人も少なくないようです。


しかし、果たして日本のヤクザの3割が在日コリアンなんて、そんなことがありうるでしょうか?


法務省統計局のデータに、「矯正統計」というものがあります。その中には「新受刑者中暴力団加入者の国籍」というものがあります。もしも在日コリアンがヤクザの3割を占めているのなら、暴力団関係の受刑者も、3割前後が在日コリアンであるはずです。


しかし、現時点での最新データである2018年の矯正統計を見てみると、このようになっていました。

2020y07m05d_010710183

暴力団加入者の新受刑者1088人中、
日本人1066人
韓国朝鮮人18人
その他4人



韓国朝鮮人の割合は1.6%。98%は日本人でした。「ヤクザの3割が在日」なんて言説は完全にデマだと断言していいですね。


全体から見たら微々たる量なのに、異質なものが混じっていると、その印象ばかりが強く残るということはよくあります。恐らく「在日が3割」という言説も、そのようなただの印象に過ぎなかったのでしょう。


ネットで飛び交っている外国人犯罪に関する噂はほとんどデマだと考えてよいです。

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