<ざっくり言うと>
  • 「夫婦別姓は違憲」はデマである。
  • 実際の判決は「夫婦同姓義務を定めた現在の民法は合憲」であり、別姓については法律で変えられるとしている。
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近年、選択的夫婦別姓制度を求める裁判などが行われて注目を集めている夫婦別姓。日本の制度の話なので、本来嫌韓と結びつくはずのないこの問題が、しばしば嫌韓に利用されているので、ここから数回にわたり、夫婦別姓について取り上げてみたいと思います。


夫婦別姓反対派の中には、しばしば「夫婦別姓は違憲」ということを言う人がいます。

これは、2015年12月16日に、最高裁において、夫婦同姓を定めた現在の民放規定を合憲とする判決が出たことを曲解したものです。実際の判決では、以下のようなものでした。

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NHK

>>(最高裁は)夫婦別姓を認めない規定について、
>>「憲法に違反しない」という初めての判断を示しました。(略)
>>そのうえで、
>>「夫婦別姓については
>>国会で論じられるべきである」と述べました。



つまり、夫婦同姓を定めた現在の民法は違憲ではないとしたものの、「夫婦別姓は国会で論じられるべき」としているわけですから、夫婦別姓か同姓かは法律で変えられるとしているわけです。


次回以降、「夫婦別姓は在日の陰謀」「夫婦別姓は韓国の真似」「夫婦別姓で国が亡ぶ」などのデマについて見ていきたいと思います。

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